白いあしあと

今の私の、とある日に思ったこと。明日には変わってしまうかもしれない消えゆく思い。

去年のこと

2021年のはじまり。

それまで3年間まるまる大好きで、

のこりの半年を嫌いになった人にさよならをした大晦日を過ごして

スッキリとした気持ちで迎えたはずなのに

大きな穴はなかなか埋まらなくて

振り返ってはごめんをつぶやいていた。

 

そんな中でも2月には好きなひとができた。

でもよくわからないまま4月にはいなくなった。

 

マッチングアプリでマッチした人たちと何人か会った5月と6月。

6月に出会った宇宙人のおかげで私の2021年は大きく方向転換した。

私の人生で一番最低な人だったな。

それなのに気になってしまうのは好奇心で生きている私の宿命…。

 

その時に思ったのが

「私、もし次誰かと付き合って結婚するってなったら

もう他の人とはセックスできないんだ」ということ。

 

6月の宇宙人は、私の人生で2番目の人だった。

 

好きな人は常にいるけど、いつも片思いばかりしていて

それがまた長い。

20代の時によくある結婚している人との関係も長かった。

その人のことは尊敬していたけど恋愛感情はなかった。

お互いに埋めたいものを埋められたちょうどいい関係。

その人が初めての人だった。

 

性に興味があったのは小学生になるより前だったのに

全然経験せずにきたのだ。

そのことを悩んだこともなくもないけど

ここ数年はそんなことも考えていないくらいただ片思いしていた。

 

30代なかばにして、会ったばかりの人と行きずりのセックスをして、

あぁ別にこんなんでいいなぁと思った。

もっといろんな人を知りたい。

そう思って別のマッチングアプリでひたすらいろんな人に会った。

それがすごく大きな経験だったな。

 

モラル的にどうとか思う人はいるかもしれないけど、

お互いが納得していたら何も問題はないし、

自分でできる避妊もしていたしSTDチェックもマナーとして受けていた。

 

普通に今までどおりに暮らしていたら接点のなかった人たちと

話したりできてすごく視野が広がったな。

自分の中のブロックはいくつか崩れた気がする。

 

好きな人ができたこともあったし、

恋人ができたこともあった。

 

恋人のことは本当に好きだったし、幸せな時間を過ごしたけれど、

12月に突然終わった。

客観的に見ればよくある話で片付けられるのだろうけど、

私にとっては全然そんなんじゃなかった。

こんなに辛いことがあるのかと思って

信じられないくらいに泣いた。

 

でも、ある人の言葉で救われた。

これは私が変わらなくちゃいけないという試練。

さぁどうする?と聞かれた時に、

すぐに迷わず「変わりたいです」と答えた。

ずっとずっと変わりたかった。

いつも不安で引っかかっていた部分だった。

ここまで辛いことがないと人間は変わろうと思わないからと言われた。

その通りだ。

今変わらないと絶対後悔する。

そう思えたから、私は彼に囚われることなく今希望に満ちて生きている。

 

彼と過ごした時間があまりにもキラキラと輝いて愛しいから

悲しくもあり、希望を持てるのだと思う。

私にこんな機会をくれた彼にありがとうって思う。

幸せでいてほしい。

健康で、元気で、いいことがあるように、

夢が叶いますように。

 

私は私の人生を自分の足で立って、歩いて進んでいく。

誰かに依存することなく、私が私であるから素晴らしいと思えるように。

 

そんな去年のはなし。